浅田進史研究室/歴史学

研究・教育・学会活動ノート

ベンヤミン・ブーム――ターゲスシュピーゲル紙より

 2021年11月7日、ベルリンの日刊紙『ターゲスシュピーゲル(Tagesspiegel)』紙のオンライン版に、「希望の断章(パサージュ)」と題した論説が掲載されました。そのリード文は、「ヴァルター・ベンヤミンがブームだ!」と書き出し、2021年11月4-6日にベルリンで開催された国際会議を紹介しています。

 

 

 国際ヴァルター・ベンヤミン学会が開催したこの会議は「希望」を統一論題に掲げています。それをもじった記事のタイトルですね。この国際会議のリンクはこちら。

 

 

 上記の記事のなかで、「植民地産品(Kolonialwaren)」への言及がわたしの研究テーマと関わります。ドイツの食料品・日用品小売大手エデカ(EDEKA)は、1898年にベルリンで、"Einkaufsgenossenschaft der Kolonialwarenhändler im Halleschen Torbezirk zu Berlin"として設立されたことが紹介されています。