浅田進史研究室/歴史学

研究・教育・学会活動ノート

ベルリン最初の「女性の家」(1976ー2001年)について――デジタルドイツ女性アーカイブより

 少し前になりますが、2019年3月にデジタルドイツ女性アーカイブのウェブサイトに、ドイツ連邦共和国で最初に設立された「第一ベルリン女性の家(Erstes Frauenhaus Berlin)」についての論説が掲載されました。興味が引かれましたので、リンクを貼っておきます。

 

 

 リード文を紹介します。

 1976年11月1日に、ベルリン女性の家発起人グループが、ベルリン市域のグルーネヴァルト(Grunewald)に、西ドイツ、つまりドイツ連邦共和国で、最初の「女性の家」を設立しました。これは夫やパートナーの暴力から逃れるための女性を受け入れる施設です。これは戦後の新しい女性運動に由来するもので、このような「女性の家」の設立がドイツ全体に続いたと指摘されています。

 目次は以下の通りです。

 

  • Erstes autonomes Frauenhaus Berlin (1976-2001)(最初の自立的な「ベルリン女性の家」、1976-2001年)
  • Gewalt gegen Frauen - ein Kernthema der Neuen Frauenbewegung(女性に対する暴力――新しい女性運動の中心テーマ)
  • Eine Antwort auf die Gewalt: Die Gründung des Ersten Autonomen Frauenhauses(暴力への応答――「第一自立的女性の家」の設立)
  • Alltag im Frauenhaus(「女性の家」の日常)
  • Auflösung des Frauenhauses und Vermächtnis(「女性の家」の解体と遺産)

 

【2022年3月10日追記】

 2022年2月24日、ローザ・ルクセンブルク財団ウェブサイトに、関連書籍の書評が掲載されました。

 

 

【2023年8月24日修正】

 タイトルを「ベルリンの最初の」から「ベルリン最初の」に修正しました。