少し前の記事になりますが、2021年5月13日、ドイツ語圏の左派系メディア、nd紙のウェブサイトに、ロバート・オーウェンの生誕250周年を記念して、彼の社会主義思想を振り返る記事が掲載されました。
冒頭部分を紹介します。
いまから250年前、1771年5月14日、ウェールズの小さな町ニュータウンで、ロバート・オーウェンは生まれました。1800年にスコットランド南部のニューラナークの工業化に共同事業者として彼が参加した時代は、ヨーロッパの変革期でした。ここでは、啓蒙、アメリカ独立革命・フランス革命という政治的革命、イングランドにおける産業革命、軍制の徴兵制への移行が挙げられています。1856年に彼は亡くなりますが、その時には社会主義が世界史を動かす力へと上り詰め始めたと述べています。
その後、彼の生涯を振り返っています。最近、大学院で扱ったテクストにも、イングランドの民衆に広がるロバート・オーウェンの影響力の大きさが指摘されていました。オーウェンを振り返るいい機会にしようと思います。