浅田進史研究室/歴史学

研究・教育・学会活動ノート

思想史

アムステルダムの国際社会史研究所ホームページからみるアナーキズムのポスターコレクション

アムステルダムに国際社会史研究所があります。 IISG | International Institute of Social History Black Trowel Collective というSNSアカウントから、アムステルダムのポスターコレクションから ”anarchism” と検索したら、という紹介メッセージがありま…

フェミニズム・ポッドキャストのリンク集――音楽学・音楽史家ズザンネ・ヴォスニツカ氏のHPより

女性視点の音楽と音楽史を専門とするズサンネ・ヴォスニツカ氏のホームページに、フェミニズム・ポッドキャストのリンク集が掲載されました。ドイツ語と英語のポッドキャストのリンク集ですが、合わせて50以上が紹介されています。以下にリンクを貼っておき…

詩人・無政府主義者・反ファシズム闘士エーリヒ・ミューザムの日記(1910ー1924年)オンライン公開

フェアブレッヒャー出版社(Verbrecher Verlag)から刊行されているエーリヒ・ミューザム(Erich Mühsam, 1878-1934)の日記が完結しました。全15巻です。この日記は、以下のウェブサイトでオンラインで閲覧できます。各冊の "Heft" にカーソルを合わせてク…

「1つの出版社、3つの生、数多くの歴史」――ディーツ出版社について

マルクス=エンゲルス全集(Marx-Engels-Werke, MEW)で知られる、カール・ディーツ出版社(Karl Dietz Verlag Berlin)ですが、そのホームページに出版社の歴史を振り返る記事が掲載されました。 Martin Beck, Ein Verlag, drei Leben, viele Geschichten, …

クラーラ・ツェトキンについてのポッドキャスト放送、書籍ほか

ローザ・ルクセンブルク財団の歴史ポッドキャスト Rosalux History 第9回は「クラーラ・ツェトキン」です。リンク先はこちらです。 Rosalux History - Rosa-Luxemburg-Stiftung リード文では、ツェトキンの伝記を執筆したジャーナリスト、ロウ・ツッカーが市…

「21世紀のジェルジュ・ルカーチ」シンポジウムYouTube動画

2021年6月8日、YouTubeに「21世紀のジェルジュ・ルカーチ」と題されたシンポジウム動画がアップされました。 今年6月4日がルカーチ没後50周年にあたることを記念した企画です。URLは以下の通りです。 Georg Lukács im 21. Jahrhundert (1): Matthias Koch & …

ドイツ語歴史雑誌『労働・運動・歴史』(2021年第2号)のオープンアクセス論文

『労働・運動・歴史――歴史研究雑誌』というドイツ語学術雑誌の2021年第2号が刊行されました。 そこに掲載された巻頭論文がオープンアクセスで閲覧できます。論文題目を日本語訳すると、「政治的意思形成と行為遂行的な自己記述の諸空間――ヴァイマル共和国に…

「移民としてのマルクス」――MARX 200より

いまさらですが、2018年はマルクス生誕200周年ということで、日本でも映画を始め記憶に新しいかと思います。 その生誕200周年を記念した、MARX 200 というウェブサイトを知りました。リンクを貼っておきます。 MARX 200 「移民としてのマルクス」をテーマに…

「理論」ポッドキャスト――ローザ・ルクセンブルク財団ウェブサイトより

本だと長すぎて読めない、という人向けに、ローザ・ルクセンブルク財団が左派理論家の古典を解説するポッドキャスト "too long, didn't read?" のプロジェクトを進めています。リンク先はこちらです。 tl;dr - Rosa-Luxemburg-Stiftung 現時点までにアップさ…

Archiv für Sozialgeschichte 第60巻(2020年)について

ドイツ社会民主党系のフリードリヒ・エーベルト財団が刊行する『社会史アルヒーフ(Archiv für Sozialgeschichte)』の第60巻が2020年に刊行されました。「連帯」が特集テーマでして、タイトルを日本語で仮訳すれば、「『インターナショナルに誓って・・・』…

『クラーラ・ツェトキン――赤いフェミニスト』紹介記事

2021年2月にドイツ語でクラーラ・ツェトキンの伝記が出版されました。 Lou Zucker, Geschichte im Brennpunkt - Clara Zetkin: Eine rote Feministin, Berlin: Das Neue Berlin, 2021. 著者は1991年生まれのジャーナリスト、ロウ・ツッカーさんです。彼女は…

パリ・コミューン150周年に寄せて――ローザ・ルクセンブルク財団より

2021年はパリ・コミューン150周年です。ローザ・ルクセンブルク財団のウェブサイトでは色々な企画がアップされています。 まずはパリ・コミューンの歴史を振り返るドイツ語小冊子(PDF)の解説ページと英語版ページを紹介します。女性に焦点をあてた節に興味…

第二インターナショナル関係新聞・雑誌オンライン一覧――Social History Portalより

以前にもこのブログで、Social History Portal というウェブサイトを紹介しました。*1 今度は第二インターナショナルにかかわる社会民主党系の新聞・雑誌のオンライン公開リストが掲載されました。このリストは作成中で、このウェブページの制作者は情報提供…

アフリカ系の人たちへのマルクスの負債――African Review of Political Economy ブログの論説より

2020年10月21日、African Review of Political Economy のブログに以下の論説が掲載されました。 Biko Agozino, "Karl Marx's Debt to People of African Descent," in African Review of Political Economy, Blog, October 21, 2020. 「アフリカ系の人たち…

ローザ・ルクセンブルク生誕150周年ということで(2021年10月9日更新)

はじめに 英語とドイツ語での伝記 Dana Mills, Rosa Luxemburg (2020) Ehmsen / Scharenberg (eds.) Rosa Remix (2016) Jacob/Scharenburg/Schütrump (Hg.) Rosa Luxemburg (2021) Brie/Schütrumpf, Rosa Luxemburg (2021) Jacob, Rosa Luxemburg (2021) ド…

共産主義インターナショナルのグローバル史

研究メモです。 2020年11月に、ブリギッテ・シュトゥーダー氏による『世界革命の旅行者――共産主義インターナショナルのグローバル史』と題したドイツ語の書籍が出版されました。 Brigitte Studer, Reisende der Weltrevolution: Eine Globalgeschichte der K…

「ファシズムの世紀」について――ローザ・ルクセンブルク財団より

やはり昨今の状況のせいでしょうか。ファシズム研究がふたたび盛んになっている感があります。 2020年、フリードリヒ・ブルシェルが編集した「ファシズムの世紀――西洋、アイデンティティ、ヨーロッパ、新自由主義についての新右翼的言説」というタイトルの論…

「なぜ今日もエンゲルスを読むべきなのか」――ローザ・ルクセンブルク財団ウェブサイトより

2020年9月4日、ローザ・ルクセンブルク財団ウェブサイトで、「フリードリヒ・エンゲルスなしにマルクス主義はありえない」というタイトルの小論が掲載されました。 Ingar Solty, Kein Marxismus ohne Friedrich Engels: Ein Plädoyer, in: Rosa Luxemburg St…

ハンガリーのルカーチ資料館閉鎖に寄せて――Deutschlandfunk Kulturより

2020年8月2日、ドイツのラジオ放送局ドイチュラントフンク(Deutschlandfunk)の文化部門のウェブサイト、Deutschlandfunk Kultur にハンガリーの首都ブダペストにあるルカーチ文書館の閉鎖に寄せた記事が掲載されました。 Anat Kalman, Das Lukács-Archiv i…

Radical Online Collections and Archivs について――New Historical Expressより

New Historical Expressというウェブサイトを知りました。 New Historical Express このウェブサイトを運営しているエヴァン・スミス氏は、南オーストラリア州のフリンダース大学で歴史学のリサーチ・フェローです。イギリスの共産党および戦後の反人種主義…

エルバーフェルトで開かれた最初の共産主義者の集会――西ドイツ新聞の記事より

いつものように、ローザ・ルクセンブルク財団からのニュースで知った記事です。2020年7月3日、『西ドイツ新聞』のウェブサイトに、エルバーフェルトで最初に開催された共産主義者による集会についての記事が掲載されました。 Reiner Rhefus, Die ersten komm…

カント像を撤去すべきか否か――taz紙の記事より

2020年6月26日、 taz 紙にカント像を撤去すべきではない、という主張の記事が掲載されました。リンク先はこちらです。 Immanuel Kant und der Rassismus: Lasst das Denkmal stehen - taz.de ブラック・ライヴズ・マター運動を機に、世界各地で人種主義・植…

H・アーレント研究所ブログ――1990年代以降の東ドイツ女性運動史の紹介論説

2020年6月4日、ハンナ・アーレント研究所ブログに、1990年代東ドイツ女性運動史についての論説が掲載されました。 Aufbruch – Anpassung – Selbstbehauptung: Die ostdeutsche Frauenbewegung in den 1990er Jahren am Beispiel Leipzigs 著者のイェシカ・ボ…

「エンゲルス2020」――ヴッパータール市エンゲルス生誕200年記念行事について

2020年はフリードリヒ・エンゲルス(1820年11月28日ー1895年8月5日)生誕200年とのことで、ドイツ連邦共和国ノルトライン=ヴェストファーレン州の都市ヴッパータールでは、"Das Engels-Jahr 2020(Engels 2020)"と題した一連の記念行事が行われています…

H・アーレントと20世紀――ドイツ歴史博物館展示(2020年3月27日ー10月18日)

ドイツ歴史博物館(Deutsches Historisches Museum)には、ベルリンに研究調査に行くたびに、興味ある展示があるかどうか、あるいはこれまでの展示のカタログでいいものがないかと訪問します。 新型コロナ感染症の問題がなければ、今夏もベルリンに研究調査…