浅田進史研究室/歴史学

研究・教育・学会活動ノート

文書館関係|一般

「諸々のネットワークを動かす」――デジタルドイツ女性アーカイブについて

このブログでは、デジタルドイツ女性アーカイブ(DDF=Digitales Deutsches Frauenarchiv)からの情報を、定期的に紹介してきました。 このDDFの活動を紹介するインタビュー記事が、Digital Media Women というウェブサイトに掲載されました。インタビューさ…

ドイツデジタル図書館によるドイツ新聞ポータルの開始

2021年10月28日、ドイツデジタル図書館のホームページに、ドイツ新聞ポータル(Deutsche Zeitungsportal)の開始に関するプレスリリースが掲載されました。 Die Deutsche Digitale Bibliothek startet das Deutsche Zeitungsportal mit zentralem Zugang zu …

第二次世界大戦後のハンブルク女性運動関係資料収集・デジタル化プロジェクト――Hamburger Frauenringなど

2021年10月8日、デジタルドイツ女性アーカイブ(Digitales Deutsches Frauenarchiv)のウェブサイトで、同機関が研究助成を行い、ハンブルク女性市文書館(Frauenstadtarchiv Hamburg、FSA)が推進するプロジェクトを紹介する記事が掲載されました。プロジェ…

ニュルンベルク裁判関係史料のオンライン公開

スタンフォード大学のオンライン・アーカイブより、ニュルンベルク裁判関係史料がオンライン公開されました。公開された史料の総データ容量は50テラバイトとのことです。リンク先はこちら。 Taube Archive of the International Military Tribunal (IMT) at …

「マルタ・ヒラースは誰だったのか」――匿名ベストセラー『ベルリンのある女性』をめぐって

2021年9月22日、Hypothesesというサイトに、「マルタ・ヒラースは誰だったのか」という論説が投稿されました。 Manuela Ostermeier: Wer war Marta Hillers? Kontroversen zum Bestseller „Eine Frau in Berlin“ von Anonyma, in: Hypoteses, 22. September …

ベルリンの極右に関するメディア・アーカイブ=教育センターapabizについて

apabiz(antifaschistisches pressarchiv und bildungszentrum berlin e.V.)というベルリンの反極右・反ネオナチ監視を目的としたメディア・アーカイブ=教育センターを知りました。そのホームページはこちらです。 apabiz: antifaschistisches pressearchi…

アナーキズムについてのドイツ語ポータルサイト

ちょっとしたことから、アナーキズムについてのドイツ語ポータルサイトにたどり着きました。 www.anarchismus.at アナーキズムの古典、スペイン革命、歴史、フェミニズム、(反)教育、反軍国主義など様々なテーマについて、数多くの情報が掲載されています。…

女性音楽家の業績と報酬をめぐるジェンダー・ギャップ――デジタルドイツ女性アーカイブより

2020年5月28日、デジタルドイツ女性アーカイブのウェブサイトに、「出だしの音を奏でた女性――トップ業績とジェンダー(給与)ギャップ」という趣旨のタイトルの論説が掲載されました。つい最近気づきました。 Anne-Marie Bernhard/Martina Bick/Susanne Wosn…

ヴァイマル期教育改革――ドイツ文書館総合ポータルサイトArchivportal-Dより

ドイツ文書館の総合ポータルサイト Archivportal-D では、"Im Blickpunkt" と題した視点重視のオンライン史料展示がアップされています。このブログでも、これまでにこのサイトと Im Blickpunkt について紹介してきました。 さて、2021年7月29日に、Im Blick…

アムステルダムの国際社会史研究所ホームページからみるアナーキズムのポスターコレクション

アムステルダムに国際社会史研究所があります。 IISG | International Institute of Social History Black Trowel Collective というSNSアカウントから、アムステルダムのポスターコレクションから ”anarchism” と検索したら、という紹介メッセージがありま…

ドイツ文書館員連合(VdA)による大洪水に関するプレスリリース(2021年7月22日)

2021年7月22日、ドイツ文書館員連合(VdA、Verband deutscher Archivarinnen und Archivare e.V.)のホームページに、ドイツでの災害による文書館への被害に関するプレス・リリースが掲載されました。 Pressmitteilung zu den Naturkatastrophen im Juli 202…

マックス・プランク協会文書館について――Archivportal-Dの文書館自己紹介より

ドイツの文書館総合ポータルサイト、Archivportal-D では、「文書館が自己紹介します(Archive stellen sich vor)」という取り組みがあります。 2021年6月14日、マックス・プランク協会文書館(Archiv der Max-Planck-Gesellschaft)についての紹介記事が掲…

ドイツ植民地史に関する文書館史料案内総合サイトについて

ドイツ植民地主義についての総合的な文書館案内ウェブサイトがあります。 Willkommen - Archivführer Deutsche Kolonialgeschichte 2017年にポツダム専門大学(Fachhochschule Potsdam)が外務省と共同で始めたプロジェクトです。 史料の所在や説明について…

デジタル化されたコミンテルンの反帝国主義同盟関係資料について

研究メモです。 反帝国主義同盟(League against Imperialism)に関するコミンテルンのファイルのデジタル化資料が閲覧できるとのことです。以下のリンクのドイツ語史料のなかに、1926年2月のベルリン市庁舎地下室での会合出席者のリストがあるそうです。 До…

ドイツ堕胎罪をめぐる150年――デジタルドイツ女性アーカイブより

2021年5月、デジタルドイツ女性アーカイブのホームページにドイツ堕胎罪をめぐる女性運動を特集したサイトが開設されました。 § 218 und die Frauenbewegung. Akteurinnen – Debatten – Kämpfe, in: Digitales Deutsches Frauenarchiv 4月末に、すでにこのホ…

ドイツの自然科学系専門職女性たち MINT-Mütter の足跡をたどるプロジェクトについて

2021年5月3日、デジタルドイツ女性アーカイブのウェブサイトで、同アーカイブが助成する自然科学系の研究職・技術職に就いた女性たちの足跡をたどるプロジェクトの紹介記事が掲載されました。 Frauen in MINT-Berufen – selbstbewusst und engagiert | Digit…

ベルリンのレズビアン文書館・図書館 Spinnboden と Ilse Kokula

ベルリンにレズビアン文書館・図書館シュピンボーデン(Spinnboden - Lesbenarchiv und Bibliothek Berlin)があります。*1 Spinnboden: Startseite そのシュピンポーデンにレズビアン歴史家・活動家イルゼ・コクラ(Ilse Kokula、1944年生まれ)氏より彼女…

ベルリン・イン・ベヴェーグング――1968年以降の女性・レズビアン運動活動家インタビュープロジェクトについて

フェミニズム文書館(Das Feministische Archiv)のウェブサイトを知りました。リンクはこちらです。 FFBIZ e.V., Frauenforschungs-, -bildungs- und Informationszentrum 第2派フェミニズムに重点を置いた史資料・情報センターとのことです。 この文書館が…

シュトゥットガルト州立中央文書館と特別展「教皇の娘――マルグリット・ド・サヴォワ」のヴァーチャル見学

シュトゥットガルト州立中央文書館(Hauptstaatsarchiv Stuttgart)をヴァーチャル見学してみました。 3 D-Rundgang, Hauptstaatsarchiv Stuttgart 特別展「ローマ教皇の娘――マルグリット・ド・サヴォワ」の期間中(2020年9月10日-2021年2月26日)の映像で…

Archives of Democratic Socialism 20周年記念誌オンライン公開

2021年3月、ローザ・ルクセンブルク財団のウェブサイトに、「民主社会主義アーカイヴズ(Archives for Democratic Socialism)」設立20年を記念した冊子がオンライン公開されました。その解説ページへのリンクを貼っておきます。冊子も無料でダウンロードで…

フランクフルトの住宅占拠闘争(1970ー1974年)について

Frankfurter Archiv der Revolte(フランクフルト反乱文書館)という文書館を知りました。運営団体は2019年5月に設立されたとのことです。ウェブサイトへのリンクを貼っておきます。 Frankfurter Archiv der Revolte その文書館が2020年秋にフランクフルト大…

K・アイスナー暗殺についての史料紹介――Archivportal-Dより

2021年2月3日、ドイツの文書館総合ポータルサイト Archivportal-Dにクルト・アイスナー暗殺をテーマにした史料解説のページが掲載されました。 Im Blickpunkt - Die Ermordung Kurt Eisners, in: Archivportal-D, 3. Februar 2021. 第一次世界大戦末期に起き…

ザールラントの女性ジェンダー図書館と文書館について

ザールラントに文書館が併設されている女性ジェンダー図書館があることを知りました。こちらがホームページへのリンクです。 FrauenGenderBibliothek Saar (FGBS) こちらが図書館のページです。 Fachbibliothek » FrauenGenderBibliothek Saar (FGBS) 学術的…

ラインラント=プファルツ州文書館のバーチャル閲覧室について

2021年1月22日、ラインラント=プファルツ州文書館がヴァーチャル閲覧室を開室したという知らせを目にしました。以下、そのお知らせのリンク先です。 Landesarchivverwaltung Rheinland-Pfalz | Eröffnung Lesesaal APERTUS, 22. Januar 2021. 記者会見映像…

ケルン市ナチ資料センターを仮想訪問してみました

4月ですね。講義・ゼミの資料を探す季節です。 ケルン市ナチ資料センターのウェブサイトで、同館の展示がヴァーチャル見学できることを知りました。以下は同サイトのトップページのリンク先です。 NS-Dokumentationszentrum der Stadt Köln トップページの左…

ドイツ移民関係資料センター兼博物館とTheodor Wonja Michaelについて

ケルンにドイツ移民関係史資料センター兼博物館があることをはじめて知りました。以下にホームページへのリンクを貼っておきます。 DOMiD e.V. – Dokumentationszentrum und Museum über die Migration in Deutschland そのサイトに、Theodor Wonja Michael…

第二インターナショナル関係新聞・雑誌オンライン一覧――Social History Portalより

以前にもこのブログで、Social History Portal というウェブサイトを紹介しました。*1 今度は第二インターナショナルにかかわる社会民主党系の新聞・雑誌のオンライン公開リストが掲載されました。このリストは作成中で、このウェブページの制作者は情報提供…

14世紀ブレーメンにおけるユダヤ教徒に対する差別の痕跡

講義・演習・講読用のメモです。 2021年1月3日、ブレーメン放送局のウェブサイト "buten un binnen" に「ブレーメン州立文書館でのセンセーショナルな発見が驚くべき歴史を語る」と題された記事が掲載されました。 Susanne Brahms, Sensationsfund im Bremer…

ドイツ研究助成事業(1920ー1945年)の情報ポータルサイト――ドイツ研究振興協会(DFG)より

これはドイツの科学史に関心のある人向けのお知らせです。 1920年にドイツ研究振興協会(Deutsche Forschungsgemeinschaft、以下、DFGと表記)の前身となるドイツ科学緊急協会(Notgemeinschaft der Deutchen Wissenschaft)が設立されました。この100周年を…

第一次世界大戦後のドイツ帰還兵たち――Archivportal-Dの史料紹介

ドイツの文書館総合ポータルサイト Archivportal-Dで「イム・ブリックプンクト(Im Blickpunkt)」(その視点のなかで、の意) というタイトルのオンライン史料展示シリーズ企画を紹介しました。12月は第一次世界大戦後のドイツ帰還兵についてです。 Im Blic…