2022-01-01から1年間の記事一覧
2022年8月15日、バーバラ・ブートリヒ出版社(Verlag Barbara Budrich GmbH)のウェブサイトに、同社から出版された論文集『デジタル時代のドイツ文書館――参加、開放性、透明性』(2022年6月)についての、編者による寄稿が掲載されました。 Digitalität als…
ドイツ・ザクセン州の都市ライプツィヒに女性とジェンダーをテーマにしたフェミニズム図書館 MONAliesA Leipzig があります。2022年9月1日、その図書館が進めるデジタルドイツ女性アーカイブの研究助成プロジェクトについての紹介が掲載されました。 Scheidu…
ドイツ連邦文書館が、2022年6月現在の「文書類・情報管理のための語彙集」をオンライン上で公開しています。 Glossar zur Schriftgut- und Informationsverwaltung (Juni 2022), in: Bundesarchiv. 文書館を訪問するようになった頃、こうした語彙集が欲しい…
2022年8月16日、デジタルドイツ女性アーカイブのウェブサイトに、「誰もが知らなかったのか――新しい女性運動とそのナチ加害女性との関係」という趣旨のタイトルで、女性教育センター・デンクトロイメ(Frauen*bildungszentrum DENKtRÄUME)が、このアーカイ…
ドイツ連邦文書館ウェブサイトのヴァーチャル展示シリーズについてです。今回は、「1961年8月13日――ベルリンにおける東西国境閉鎖と壁の建設」です。 13. August 1961: Schließung der Sektorengrenzen in Berlin und Bau der Mauer, in Bundesarchiv Intern…
2022年8月30日、ドイツ社会民主党系のフリードリヒ・エーベルト財団の歴史ブログに、「共産主義労働者運動のモザイク石――175年前に設立された『ブリュッセル・ドイツ労働者協会』」という記事が掲載されました。 Jürgen Schmidt, Mosaikstein der kommunisti…
2022年は、アレクサンドラ・コロンタイの生誕150周年です。2022年3月30日、ローザ・ルクセンブルク財団のウェブサイトでは、それを機に彼女を紹介する論説が掲載されました。 Anna Stiede, Alexandra Kollontais Einsatz für ein Ende der Einsamkeit, in: R…
研究ノートです。 ドイツのフェアブレッヒャー出版社から、『ポストコロニアル都市を読む――フリードリヒスハイン=クロイツベルクにおける歴史的調査』という論集が出版されました。 Natalie Bayer/ Mark Terkessidis (Hg.), Postkoloniale Stadt lesen: His…
2022年8月26日、ドイツ語圏の歴史系総合ポータルサイト H-Soz-Kult で、1919年から1925年までに、フランクフルト・アム・マインで住んだ夫妻、ヨハンナ・テッシュとリヒャルト・テッシュの往復書簡集についての書評が掲載されました。ジェンダー史の視点から…
2022年8月24日、ローザ・ルクセンブルク財団の英語版ウェブサイトに、生誕100周年を記念した「ハワード・ジン――民衆史家」という記事が掲載されました。 Peter Cole, "Howard Zinn: The People's Historian," in: Rosa-Luxemburg-Stiftung, August 24, 2022.…
"Antifaschistinnen aus Anstand(良識をもった反ファシズム女性たち)" という名前のプロジェクトを知りました。これは、ナチズムによる政治的・社会的な「強制的同質化(グライヒシャルトゥング)」に様々な方法で抗った女性を記憶する取り組みです。 Frau…
2022年8月15日、ドイツの左派系の新聞、taz 紙のオンライン版に、ドイツの都市アーレンとウルムが、1914年にドイツ植民地統治下のカメルーンで処刑されたドゥアラ王ルードルフ・ドゥアラ・マンガ・ベルの名をある広場につけることで、彼を顕彰することになっ…
2022年7月3日、ドイツ語圏の左派系オンライン・ジャーナル nd 紙に、アンナ・ゼーガース『第七の十字架』刊行から80年を機に、比較的長い記事が掲載されました。 Felix Klopotek, Anna Seghers: Auf der Suche nach der verschütteten Hoffnung, in: nd, 30.…
1992年8月、ロストック=リヒテンハーゲンで起きた大規模なポグロム、人種差別的な排斥運動・暴動から30年目ということで、当事者の経験を回顧するインターネットラジオ放送や論説を紹介します。 まず、Radio Dreyeckland というインターネットラジオ放送か…
近刊の研究書の紹介です。 『法廷を前にした生存者たち――ナチ裁判における証人としてのアウシュヴィッツ収容者(1950-1976年)』という本の紹介を目にしましたので、メモ代わりにリンクを貼っておきます。 Katharina Stengel: Die Überlebenden vor Gericht…
2022年5月3日、デジタルドイツ女性アーカイブ(Digitales Deutsches Frauenarchiv)の新しいポッドキャスト番組の開始が、同ウェブサイトで発表されました。 Listen to the Archive: Der neue DDF-Podcast ist online! | Digitales Deutsches Frauenarchiv, …
備忘録です。 2022年5月30日、歴史家・活動家・著述家カタリーナ・オグントイェさんが、ドイツにおけるアフリカ人およびアフリカ系ドイツ人の平等と文化間交流への参加のために長年にわたって尽力し、人種主義、性差別主義、同性愛差別主義に対峙してきたこ…
カール・フォン・オシエツキーについて、ドイツ連邦文書館のウェブサイトでヴァーチャル展示「カール・フォン・オシエツキー――あるドイツの平和主義者」が公開されています。 Carl von Ossietzky: Ein deutscher Pazifist, in: Bundesarchiv ジャーナリスト…
ライプツィヒ市のホームページに「女性が歴史をつくる――ライプツィヒの女性ポートレート集」という特設サイトが公開されていることを知りました。以下は解説文へのリンクです。 Frauen machen Geschichte - Leipziger Frauenporträts - Stadt Leipzig 15世紀…
ドイツ連邦文書館のバーチャル展示として、ドイツ軍制の歴史的変遷をシリーズ企画として取り上げていることを知りました。展示されている史料はすべてフライブルク連邦軍事文書館に所蔵されているものです。2022年9月現在、9つの展示が公開されています。 ド…
2022年6月9日、デジタルドイツ女性アーカイブ(Digitales Deutsches Frauenarchiv、DDF)のウェブサイトに、「女性運動雑誌をデジタルで発見する」というタイトルの記事が掲載されました。 Barbara Günther (2022) Zeitschriften der Frauenbewegung digital…
2022年7月12日、ドイツ連邦文書館のホームページに、ヒトラー政権期の総統府文書史料集の第11巻(1944/45年)が刊行され、完結したとのプレスリリースが公開されました。 Abschluss-Band der Akten der Reichskanzlei beleuchtet Regierung Hitler 1944/45,…
2022年7月6日、Deutschlandfunk Kultur(ドイツラジオ文化放送)のウェブサイトに「戦争・洪水・ハッカー――どのように史料を守るか」という記事が掲載されました。 Maximilian Brose, Krieg, Hochwasser, Hacker: Wie sich Archive schützen, in: Deutschlan…
今日はドイツ連邦文書館ヴァーチャル展示「ヴェルサイユ条約100年」へのリンクを貼っておきます。公開年月日の記載が見当たりませんが、おそらくタイトルから推測すれば、2019年と思われます。違ったら、それはそれで面白いですが。 Bundesarchiv Internet -…
2022年8月21日-27日までポーランドで開催された第23回国際歴史学会議ポズナン大会に参加してきました。26日にリサーチ・フォーラムという一日かけた研究プロジェクト紹介の回がありまして、そこで、European Network Remembrance and Solidarity (ENRS、想…
2022年7月31日、「ホロコーストと記憶へのアフリカ的パースペクティブ」と題した論説が、「現在の歴史(Geschichte der Gegenwart)」のウェブサイトに掲載されました。 Charlotte Wiedemann, Afrikanische Perspektiven auf Holocaust und Erinnerun…
2022年、つまり今年ですが、『植民地的過去-ポスト植民地的未来?――ドイツ=ナミビア関係を新たに考える』と題した論集が、ブランデス&アプゼル出版社より刊行されました。 Henning Melber/Kirstin Platt (Hrsg.), Koloniale Vergangenheit - Postkolonial…
2022年7月26日、taz紙より「ベルリン占領博物館――自己満足、視野を狭める」と題した記事が掲載されました。 Stephan Lehnstaedt, Besatzungsmuseum in Berlin: Selbstzufrieden, den Blick verengt, in: taz, 26. Juli 2022. リード文では、ドイツ歴史博物館…
少し前になりますが、2022年12月7日23日にドイツ語圏の歴史学系総合ポータルサイト H-Soz-Kult に、ハンブルクのローテンバウム博物館で開催された「ベニン――略奪された歴史」という展示評が掲載されました。 Isabel Eiser: Rezension zu: Benin. Geraubte G…
「周辺(PERIHERIE)」という、イマニュエル・ウォーラーステインを想起させるドイツ語圏の雑誌を知りました。その今年刊行された第42巻第165・166合併号は、「東ドイツ・ポストコロニアル」です。 DDR postkolonial, in: PERIHERIE: Politik - Ökonomie - K…